2025年は、NISA制度の刷新もあり投資を始める人が一段と増えた年でした。
私自身も、つみたて投資枠・成長投資枠・iDeCoを中心に、年間の積立と資産成長をコツコツ続けてきました。
この記事では、2025年の運用実績(評価額・評価益・利回り)を全て公開します。
S&P500・全世界株(オルカン)中心の積立がどれだけ増えたのか、今年の振り返りとしてまとめました。
また私は楽天証券にて、NISA、iDeCoの両方を運用しています。
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- 2025年は NISA+iDeCoの積立だけで評価益+202万円 を達成。
- コツコツ積立と、S&P500を中心とした市場の上昇が資産成長を後押し。
- 年間投資額は 365.6万円。入金力が資産形成を大きく支えた。
- iDeCoでは 年間5.5万円の節税効果 を実感できた。
- 2026年は、
・つみたて枠は現行のまま継続
・成長投資枠は満額利用を目指す
・iDeCoは掛金増額を検討
・投資先は「S&P500×オルカン」で固定
の方針で運用を続ける。
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2025年の投資成績まとめ(評価額・評価益の全体像)

2025年12月時点の投資資産の合計は…
■ 評価額:8,858,598円
■ 評価益:+2,028,603円(+29.70%)
1年間の積立と米国株市場の上昇が組み合わさり、資産は右肩上がりに推移しました。
特に、夏以降のS&P500の強さが全体の成長を牽引した形です。
年間の評価額・含み益の推移

2024〜2025にかけて、毎月の積立と市場の回復が重なり大きく成長。
特に 2025年7月〜12月の伸びが顕著 で、評価益も+200万円を突破しました。
2024→2025で資産がどう変わったか
- 積立額が増えた
- 米国株式市場(S&P500)が年初来で強かった
- 為替も円安傾向が続いた
これらが重なり入金力 × 市場の上昇 で資産増加が加速しました。
また、一時期トランプ関税ショックで相場が荒れた時(4月頃)がありましたが、なんだかんだで持ち直した形になります。
リターンが伸びた背景(市場動向と投資方針)
2025年は、
- AI関連の成長期待
- 米国金利の引き下げ観測
- 世界的な株高
が追い風となり、インデックスファンドが大幅上昇。
積立投資のメリットが最大限に働いた年になりました。
NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)の運用成績

2025年はNISAが新制度となり、非課税枠をフル活用する投資が一気に加速。
私は、つみたて投資枠(120万円)は満額、成長投資枠(240万円)は218万円利用することができました。
積み立て投資枠の成績(S&P500/全世界株)
120万円 → 120万円(満額)利用済
■ 評価額:3,040,765円
■ 評価益:+640,765円
積み立て枠は毎月コツコツ積み立てたことで、1年通して安定したリターンを生みました。
私の場合、毎月の積み立ては、
- 楽天SP500を5万円
- 楽天オルカンを5万円
このように設定しています。
SP500とオルカンどちらが最強かは悩みが尽きないため、私の心の安定のために敢えて両方を積み立てしています。
成長投資枠の成績(銘柄別の伸び率比較)
上限 240万円に対して → 利用済 218万円(残り:220,000円=未使用)
■評価額:4,265,311円
■評価益:+635,312円
※投資銘柄は全て楽天SP500
2025年は フルでは使っていない 状態でしたが、それでも成績は好調でした。
年間を通じてS&P500と米国株インデックスが強く、成長枠のパフォーマンスを押し上げた形です。
成長投資枠を使い切らなかった理由の振り返り
- 成長投資枠はあくまで余剰資金が生まれたら入金していた
- 市場の急騰局面で無理に買い増ししなかった
- 他の支出(旅行、副業投資など)とのバランスを取った
以上の理由から、満額利用とは行きませんでした。
年間の投資計画の中で、成長投資枠は「無理なく積立」をモットーに行っています。
2026年の目標は、成長投資枠全額を使い切ること!
家計管理をしつつ、投資額を増やしていきます。
iDeCoの運用成績(年利・評価益・商品構成)

私は会社員のため、毎月2万3,000円の積立を行っています。
iDeCoは2023年から積立を開始し、今年で3年経過しました。過去の積立額を含め、成績を公開します。
評価額・損益・年間利回り(例:+24.94%)

2025年末のiDeCo成績がこちら。
■評価額:1,196,251円
■評価益:+377,104円
運用利回り:24.94%
毎月2万3,000円の積立ですが、3年目で評価額100万円を超えました!
税制メリット+長期投資効果がしっかり見えた1年でした。
保有ファンド(S&P500・全世界株)の成績比較

- 楽天S&P500:評価額 624,386円(+122,148円)
- 全米株インデックス:評価額 571,931円(+255,022円)
特に “全米株式(楽天VTI)” が大きく伸び、ポートフォリオ全体のけん引役になりました。
iDeCoを開始した当初は楽天VTIを積立していましたが、楽天SP500が追加されてから、より手数料の安い楽天SP500に積立銘柄を変更しました。
iDeCoで増えた理由と来年の見直しポイント
- 長期前提で下落時も積み増しできた
- 米国株市場の成長
- 手数料が低いインデックス中心だった
この3つが運用効率を高めました。
2026年は積立額が改定されるため、今後の運用について見直す必要が出てきます。検討が今後の課題です。
iDeCoの節税効果はいくらだったか
私は、本業は会社員のため毎月2万3,000円を積み立てしています。
iDeCoの減税額は“所得税+住民税がそのまま軽減される”仕組みなので、私の年収の場合は、
- 所得税:10%
- 住民税:10%(全国一律)
→ 合計:20%が控除されます。
以上を踏まえて計算をしてみると、
■ 年間の掛金
2万3,000円 × 12ヶ月 = 27万6,000円
■ 節税額
27万6,000円 × 20% = 5万5,200円
以上より、2025年はiDeCoによって「5万5,200円」の節税となりました。
ちなみに、税率ごとの節税額は以下のとおりです。
- 税率15%(所得税5%+住民税10%):年間4万1,400円
- 税率20%(所得税10%+住民税10%):年間5万5,200円
- 税率30%(所得税20%+住民税10%):年間8万2,800円
また、iDeCoは2026年から積立可能額が大幅にアップします。私のような会社員の場合は、月2万3,000円から月6万2,000円に引き上げられます。
これにより、節税額も最大14万8,800円に上ります。これは本当に大きな金額ですが、iDeCoは60歳までの資金拘束が大きなデメリットです。
2026年4月以降の積み立て額については、考える必要があると思います。
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iDeCo節税額や仕組みについてはこちらの記事を読んでみてください
2025年の積立額・投資総額の内訳

2025年は、新NISAとiDeCoを中心に積立を進めた一年でした。
“積み立てに集中する”という投資方針が明確で、余計な売買をせず、淡々と積み上げられたことが資産成長につながっています。
ここでは、NISA・iDeCoを合わせて年間どれだけ投資したか、そして資産がどのように増えたかを整理します。
年間いくら投資したか(NISA+iDeCo)
2025年に投資へ回した金額は以下のとおりです。
NISA(つみたて投資枠)
積み立て額:1,200,000円(満額)
毎月積み立てで満額を使い切り。
S&P500と全世界株に分散しながらコツコツ積み立てたことで、相場の上昇の恩恵をしっかり受けられました。
NISA(成長投資枠)
積み立て額:2,180,000円(上限 240万円に対して残り22万円)
成長投資枠は、フル活用ではなく “必要なタイミングだけ買い増す” という方針で運用。
それでもS&P500中心の構成が功を奏し、評価益は大きく伸びました。
iDeCo
積み立て額:276,000円(月23,000円 × 12ヶ月)
こちらも毎月の自動積立で安定継続。
さらに 年間55,200円の節税メリット が得られたため、実質の手取りベースでもプラス効果が大きかった投資です。
= 1,200,000円 + 2,180,000円 + 276,000円
= 3,656,000円
「投資は種類を増やすより、確実に続けることが大事」という考え方を体現した一年になりました。
資産増加の内訳(入金力 vs. 運用益)
2025年の資産増は、入金力と相場の上昇が両方働いたバランス型の成長でした。
運用益(市場から得た増加分)
→ +約2,028,000円(+29.7%)
特に大きく伸びたのは…
- S&P500(米国株):AI関連銘柄の好調
- 全世界株(オルカン):分散が効きつつ上昇
成長投資枠のインデックスが総じて好調でした。
2025年はインデックス投資家にとって非常に追い風の強い1年だったなと思います。
入金力(自分が追加した元本)
→ 約365万円
副業と本業を並行しながらも、年間で300万円以上を投資に回せたことが、資産形成を一気に加速させた要因です。
入金力(元本)… 約65%
運用益(伸びた分)… 約35%
2025年は「入金力が土台、運用益が加速させた」という理想的なパターンでした。
2025年の買付タイミングと貢献度が高かった月
- 1〜3月:新NISA開始直後の買付がその後の上昇を大きく取り込んだ
年初からの積立が、そのまま2025年後半の上昇相場に乗る形となり、
トータルの利益に大きく貢献。 - 6〜8月:米国株の連続最高値更新でリターンが急伸
AI・半導体銘柄が市場を押し上げ、S&P500が強い飛び方をした時期。
つみたて枠・成長枠のどちらも大きくプラスに。 - 11月:円安が進行し、円換算の評価額が跳ねた月
為替の影響も追い風になり、評価益が一段上がったタイミング。
2025年最も貢献したのは「年初からのコツコツ積立 × S&P500の上昇」
特定口座を使わず投資先を絞ったことで、“買うべきところにしっかりお金を置けた” 年だったと言えます。
2026年に向けた投資方針と改善点

2025年は、つみたて投資枠・成長投資枠・iDeCoを中心に、インデックス投資の基本に忠実な一年でした。
積立金額も安定し、S&P500や全世界株の上昇をしっかり取り込めた良い結果となりました。
一方で、成長投資枠に約22万円の未使用枠が残ったほか、iDeCoの上限額変更など、2026年は見直したいポイントも出てきています。
ここからは、2026年に向けた運用方針と改善点をまとめます。
積立設定の変更ポイント
成長投資枠は「年間の入金計画を立てて満額を狙う」
2025年は218万円の利用で、22万円が未使用枠として残りました。
来年は、
- 年間の収支を先に把握する
- 投資に回せる金額を前もって決める
- 成長枠は“使い切る気持ちで”計画的に入金する
この3つを意識し、使い残しを防ぐ予定です。
つみたて投資枠は現状のまま継続
S&P500×オルカンを毎月5万円ずつ積み立てる方法が、メンタル的にも成績的にも安定していたため、
2026年も 10万円/月の自動積立はそのまま継続します。
投資先を増やしすぎない
2025年は特定口座を使わず投資先を絞ったことで、リターンが分散し過ぎず管理も楽でした。
2026年も インデックス投資のみで運用 し、余計な売買はしません。
iDeCoの運用方針
2026年4月から、会社員のiDeCo上限額が 月6万2,000円 に引き上げられます。
これは節税効果が大きい反面、60歳まで引き出せないという制約もあります。
2026年の方針は次のとおりです。
上限までは使わないが、月3〜5万の範囲で積み立て額を増額する。
理由は、やはり税負担の軽減が大きいです。
投資額別の年間の減税額は以下の表の通りです。
| 月積立額 | 年間積立額 | 年間の減税額(20%) |
| 2万3,000円 | 27万6,000円 | 5万5,200円 |
| 3万円 | 36万円 | 7万2,000円 |
| 4万円 | 48万円 | 9万6,000円 |
| 5万円 | 60万円 | 12万円 |
| 6万2,000円(満額) | 74万4,000円 | 14万8,800円 |
積み立て額が増えるほど、その20%が丸ごと手取りアップになるイメージ。
特に満額6万2,000円を積み立てた場合、1年で14万8,800円の節税は本当に大きいです!
しばらくはこの表と睨めっこして、2026年4月からの投資方針を考えていきます。
来年はどこに投資する?(S&P500・オルカン方針)
2025年は、S&P500と全世界株がどちらも好調でした。2026年も基本はこの2本でいきます。
S&P500
- リターンの中心
- 米国のイノベーションの成長取り込み
長期で見ると世界でも圧倒的最強クラスの投資先です。
特にAI・半導体の波は数年続く可能性が高く、2026年も 主力として5万円/月の積立を継続します。
全世界株(オルカン)
- 分散のための“心の安定剤”
- 一国に偏りすぎる不安を軽減
S&P500の波に乗りつつ、オルカンが心理的な支えになってくれるため、こちらも引き続き 5万円/月 を継続します。
銘柄を増やさず、
投資対象を固定して“積み立て続けること”を最優先 にします!
まとめ|2026年も淡々と積み立て続けるだけで資産は育つ
2025年は、積立投資の効果をしっかり実感できた一年でした。
2026年もS&P500とオルカンを中心にコツコツ続けていけば、資産はさらに育っていきます。
もし、これからNISAやiDeCoを始めたい人は、まずは使いやすい証券会社を選ぶことから始めましょう。
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