- 副業を始めたいけど、本業への影響が心配な人
- 副業と本業の両立がうまくいかず、モヤモヤしている人
- お金以外の“副業の価値”を知りたい人
「副業って、本業に悪影響を与えるかも…」
そんな不安から、一歩を踏み出せずにいる人は多いはず。実は私もそのひとりでした。しかし、それは全くの杞憂。
今回は、副業が本業にもたらした変化を体験談ベースで紹介します。
副業と本業、まったく別のものだと思ってた
私は副業を始めた当初、本業とは違うジャンルの副業を、何も知らない自分が一から始めて上手くできるようになるのか心配でした。
「副業=気力を削るもの」だと思い込んでいた
副業は平日の朝の通勤前の時間や、本業を終えて帰宅してから行うため、
- 副業=気力・体力が削られる
と思っていました。
また、休みの日も副業に充てるため、自由時間を犠牲に未来へ投資する行為という認識でした。平日も休みの日も働いてばかりで心が疲弊しないか…。そんな不安を抱えていました。
でも実際に始めてみたら、意外な効果が…
しかし、実際に副業を始めると、不安だったこと以上に、
副業が本業や生活にもたらす影響がある。
ことに気づきました。本業だけをやっているのでは知ることのできなかった気づきです。
それは、
- 副業のライティングが本業に活きている
- 時間の使い方が身についた
- 収入だけではない。“スキル”も身に付く。
何かを犠牲にしなければ副業なんてできない。と思っていましたが、むしろプラスになることが多くて驚きました。
次のセクションで一つずつ解説していきます。
副業ライティングで得た“本業に効く”3つの力
ライティング副業により、これまで以上に文章に対する意識が変わりました。この文章はクライアントやお客さんにとって読みやすい文章か。変な文法の使い方をしていないか。誤字脱字はないか、などなど。
具体的にこの3つの力が身についたと思います。
- 文章チェック力(資料のミスにすぐ気づけるように)
- 表現の簡素化・言い換え力(報告書・メールが伝わりやすくなった)
- クライアント対応で培った気づかい(チーム内の伝え方にも変化)
① 文章チェック力(資料のミスにすぐ気づけるように)
本業では、部下に依頼したマニュアル作成の確認作業を行ったり、回ってきた議事録の確認作業をしたりすることがあります。そのとき、マニュアルの書式に合っているか、誤字脱字はないか、記載漏れはないかなど細かくチェックをします。
副業を始める前と後とでは、このチェック作業の質が向上しました! 以前の私では気にならなかった言い回しに気付くことができ、確認作業のスピードも早くなったと実感します。
副業で厳しく添削されることで、文章チェック力が上がり、本業の業務にもプラスに働くことが多くなりました。
② 表現の簡素化・言い換え力(報告書・メールが伝わりやすくなった)
①と似ていますが、文章の添削を行う際、簡潔で短い言葉に言い換えられる場合、文脈を考え自然に直すことが出来るようになりました
- 短い言葉で、簡潔に。
- 一文一義を心掛け
- 初めて読む人にも伝わる文章を。
そんなことを考えていたら伝わりやすい文章が書けるようになりました。
③ クライアント対応で培った気づかい(チーム内の伝え方にも変化)
副業では、相手とコミュニケーションをとる場合、相手が「クライアント」であることが多いです。一方で本業では、同じ立場のスタッフだったり、仲間であることがほとんどです。
そのためか、副業では丁寧に相手に接し、本業ではコミュニケーションを疎かにしていた部分もありました。
しかし、クライアントという「お客様」と接することで自分を律し、相手が誰であろうと関係なく丁寧に対応することが身に付きました。
ポイントは、
- 「自責思考」で物事を考える
- チームにミスやインシデントが起こっても、相手を責めず論理的に話をする。
自責思考で物事を考えることで、相手に対し寛容になりますし、気遣うことができます。それでも相手に指摘することがあれば、感情で言うのではなく、論理的に伝えることを心掛けています。
時間に追われる生活が、逆に「時間の使い方」を変えた
「なぜか、本業も副業も時間に追われてしまっている…」
そんな風に感じている人は、多いのではないでしょうか。私もかつてはそうでした。(今も若干そうですが涙) 今も目標としているタスクをこなすには、1日24時間では到底足りません!
そこで大切になってくるのが、「時間の使い方を見直し」です。
本業・副業・ブログ、すべてをやるには「やらないこと」も決める必要があった
時間の使い方を見直す上で大切なことが、
やること以上に、“やらないこと”を決める
私は以前、クラウドワークスで受注実績を積むために“作業系”と呼ばれる仕事を請け負っていました。記事を書くよりも早く仕事が上がるのですが、働いた時間に報酬額が見合わず、また“やりがい”も感じないため、その仕事に対するモチベーションが低くなってしまっていました。
また、ブログを開設し始めたこともあり、ただでさえ本業と副業で圧迫していた時間がブログを始めたことによりキャパシティーが爆発しました。
このままクラウドワークスの受注実績を積むためだけに“作業系”案件を続けるべきか。ライティングとブログだけに絞って副業を続けるべきか。悩みました。
悩んだ末、
- 今もうライティングで継続案件を請け負っているので受注実績を稼ぐ必要はない。
- “作業系”に対するモチベーションがない
- ブログを軌道に乗せることに注力したい
- 作業系案件ならいつでも受けることができる
以上の理由から、3ヶ月ほど継続していた作業系案件を辞めることにしました。
「やらないこと」を決めるのは、「やること」を決める以上に難しい決断です。しかし、おかげで気持ちに少しばかりの余裕が生まれました。あなたも「やらないこと」を決める際は、メリット・デメリットを天秤にかけ、将来性を考えて決断してみてください。
「気持ちの切り替え」が早くなって、本業もダラダラしなくなった
副業を始めたことにより、日常生活で時間を持て余すということがなくなり、「どれだけ効率よく動けるか」を考えるようになりました。
おかげで本業も“残業なしで定時で帰ること”を目標に、いかに抱えているタスクを終業時間までに終わらせるかを考えて仕事するようになりました。
私はこれを、本業におけるRTA(Real Time Attack=リアルタイムアタック)と呼んでいます。
本業では日々何かしらハプニングとトラブルがあり、難易度はかなり高いのですが、攻略し甲斐はあります。また、「これは定時RTAいけるか?!」と考えることで気持ちにゆとりが生まれ、本業もちょっと楽しくなってきます。
あなたも一緒に、RTAやってみませんか?
副業は、ただの収入源じゃなかった
これまで副業は、ただの収入源を確保するための蛇口だと思っていました。
しかし、実際にやり始めるとお金以上にスキルや考え方、時間の使い方など考えて、日常を創意工夫することが多かったです。
特に、
- “視点”が変わったこと
- 自分の“価値”の再認識
私にとってこれらの発見は、お金をもらう以上の価値がありました。
新しい視点で本業を見直せるように
先述した通り、副業で学んだ知識やスキルが本業にも生かされています。このおかげで、今までになかった新たな視点が生まれ、効率面やライティングスキルの観点から見直すことができました。
挑戦したからこそ、自分の“価値”にも気づけた
副業にチャレンジしたことで、自分の“価値”は本業以外にもあると気づくことができました。
特に、私にとって“書くこと”は、切っても切り離せないものだと再認識しました。
まとめ|副業が、本業のモヤモヤも整えてくれた
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、副業が本業にもたらす影響について紹介しました。
- 本業と副業、どちらに重きをおくべきなのか。
- 将来的に独立して副業を本業として頑張っていきたい。
などなど、人によって考え方はさまざまあると思いますが、私はこの「本業+副業スタイル」を貫いていきたいと考えています。どちらか、ではなく両者のいいとこ取りができるようこれからも発信を続けていきます。
そして、副業にチャレンジをしたい! といったあなたを応援していきます!
副業について興味を持った方は、こちらの記事も参考にしてください。


