- これからNISAやiDeCoを始めたい初心者の人
- 楽天経済圏を使っていて投資もポイントでお得にしたい人
- 証券会社選びで楽天・SBI・マネックスの違いを知りたい人
証券口座は現代の錬金術とも呼べる魔法の箱。
少し前までは銀行に行かなければ証券口座を持つことができなかったのですが、今はネットで簡単に証券口座を開設できる時代です。
また、証券口座はお金持ちだけの特権ではありません。
私のような庶民でも正しく運用することで、お金持ちに一歩ずつ近づくことができます。
特にネット証券で強く推奨したいのは、「楽天証券」
楽天証券が最強である理由と、これまで使ってきて感じたことをお伝えします。
楽天証券とは?

楽天証券とは、楽天グループが運営するネット証券です。
パソコンやスマホさえあればどこでも簡単に開設することができます。
楽天証券開設はこちら
楽天グループが運営する安心感
楽天グループ(楽天グループ株式会社)は、日本発の日本を代表するインターネットサービス企業です。
ECサイト「楽天市場」や、楽天経済圏の要「楽天カード」が有名で、現在では70以上の事業を展開しています。
その事業の中の一つに「楽天証券」があり、楽天ポイント投資や楽天カード決済といった連携サービスが強みです。
「ネット証券って大丈夫なの?」
そんな疑問を持たれる人もいるでしょう。ズバリ、何も問題ありません!
日本のネット証券は金融庁に登録されていて、法律に基づき運営されています。
顧客のお金や株は会社の資産と分けて管理されているため、万が一のときも守られる仕組みとなっています。
NISAやiDeCoにも対応
楽天証券は、税制優遇を受けられる「NISA」や「iDeCo」にも対応しています。
ここで疑問に思うのが、
国の制度なのに証券会社によっては「NISA」や「iDeCo」が受けられない場合があるの?
実は、地方銀行や小規模な証券会社で扱っていない場合があり、特に「iDeCo」は証券会社や銀行ごとに「運営管理機関」として登録されている必要があります。
楽天証券など大手ネット証券は対応していますが、全ての証券会社で取り扱いがあるわけではないのです!
NISAとiDeCoの違いはこちらで解説
楽天証券のメリット

楽天証券のメリットを紹介します。
主なメリットはこの4つ。
- 手数料の安さ(投資信託や株式)
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 初心者でも使いやすいアプリ操作性
- 投資信託のラインナップが豊富
一つずつ解説していきます。
手数料の安さ(投資信託や株式)
昨今は、主流のネットバンクは証券会社を設立するという大証券時代。
そのため、ネット証券はこぞって手数料の引き下げ競争を行っていますが、中でも楽天証券は1、2を争うレベルで安さを打ち出しています。
さらに楽天証券では、「ゼロコース」設定で日本株の売買手数料を全て0円にしており、この設定を行うと現物取引と信用取引の売買手数料が、約定金額にかかわらず完全0円となります。
これは、SBI証券に次ぐ手数料の無料化です。
また、他の証券会社はというと1日の取引額の上限100万円まで無料とするなど金額に制限があります。
一方、店舗型の証券会社は、手数料が高めに設定されていることが多く、野村證券では国内株式の20万円以下の取引でおよそ2,860円の手数料がかかります。
表にまとめるとこの通りです。
証券会社 | 20万円以下の手数料 | 特記事項 |
楽天証券(ゼロコース) | 0円 | 国内株式の現物・信用ともに無料(条件あり) |
SBI証券 | 0円(大手ネット証券で同様の無料化あり) | SBIも条件によって手数料無料が可能 |
その他ネット証券 | 数十~数百円程度 | 楽天・SBIに比べて手数料は安価だが完全無料ではない場合が多い |
野村證券(店舗) | 約2,860円 | 20万円以下で2,860円、金額に応じて段階的に高くなる |
これは限りなく、楽天証券やSBI証券に軍配が上がります。
節約、投資の基本は、かかる手数料は1円でも低くすること!
この手数料の差が後々、大きな差になっていくのです。
楽天ポイントが貯まる・使える
楽天証券を使うだけで、楽天ポイントが効率的に貯まり、投資に楽天ポイントを利用することができます。
主な仕組みはこの3つ。
- 投資信託の積立でポイントが貯まる
-
楽天カードで投資信託を積み立てると、決済額の0.5〜1%分が楽天ポイントとして還元されます。
(例:毎月5万円積立=最大500ポイント獲得)
- ポイント投資でも貯まる
-
楽天ポイントを使って投資信託を購入しても、その分に対して再びポイントが付与される「二重取り」が可能です。
- 株式取引や投信保有でもポイント
-
国内株式や信用取引の手数料、または保有している投資信託の残高に応じてもポイントが付きます。
特に、楽天カード×楽天証券は圧倒的に便利な組み合わせ!
投資しているだけでポイントがもらえちゃうなんて、毎月お小遣いをもらっているような感覚です。
楽天経済圏やポイントの仕組みを詳しく知りたい人はこちらの記事を読んでみてください

初心者でも使いやすいアプリ操作性

投資アプリの見た目は難しいイメージが多いですが、楽天証券のサイトはとにかくシンプル!
PC画面では、画面上部に「国内株式」「外国株式」「FX」「投資信託」「NISA」などカテゴリされており一発でわかる仕組みです。
また、スマホでも簡単に確認ができる「iGrow」というアプリが便利です!
ポートフォリオや推移、保有商品など外出先でも確認することができ、売買することもできます。特に、最近のアプリのアップデートにより、使いやすさも格段に上がりました。
投資信託の積立設定は、「積立したい銘柄を選択→積立設定・金額・引落方法を入力→取引暗証番号を入力→確定」で終わるので、初心者でも操作に迷いません。
投資信託のラインナップが豊富
楽天証券では、約2,600本以上の投資信託を取り扱っています!
これは国内の証券会社でもトップクラス。
低コストのインデックスファンド(S&P500やオルカン)はもちろん、アクティブファンドやテーマ型ファンドなど幅広く揃っています。
最近では、1株から購入可能な「株ミニ」や国内株式を100円から1円単位で購入できる「かぶピタッ」というサービスも開始しています。
楽天証券を使って感じた良いところ(体験談)

私は、2022年から積立NISAで「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「全世界株式(オルカン)」に毎月33,333円の投資を始めました。
それから2024年の新NISA開始と同時に月10万円投資に切り替え、毎月欠かさず投資信託で積立投資を行っています。
これまで「楽天証券」一筋の私が、使い続けてきた所感を語っていきます。
私の投資スタイルに合っている理由
投資初心者だった私が何より重視したのは、初心者に優しい分かりやすい操作性。
簡単に投資でき、引き出し方法も分かりやすく、貯金よりもポータビリティが低い投資でも、楽天銀行とのマネーブリッジのお陰で資金が欲しいと思った時に比較的早く現金化できるのが良いと感じました。
また、何よりも楽天経済圏にどっぷり浸かっている私は、楽天証券との相性はバツグン!
インデックス投資を長期分散するスタイルのため、長く楽天証券を使っていればいるほどポイントもザクザク貯まります!
実際の画面操作や便利な機能
楽天証券と言えば、初めての人でも扱いやすい画面がポイント。
先述した通り、楽天銀行とのマネーブリッジにより、楽天銀行に資金があれば証券口座に資金を移さなくても簡単に投資することができます。
実際の画面を見ながら、投資してみましょう。
①「投資信託」を選択

②「購入」を選択

③購入したい銘柄を選択
今回は「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」を選びました。

④「買付金額」「ポイント利用」「分配コース」「口座区分」など入力し、

⑤取引暗証番号を入力したら注文を押して完了

どの画面も分かりやすく感覚的に操作できるので、初心者でも問題なくできますよ!
他の証券会社との比較

楽天証券以外のネット証券会社と言えば、SBI証券やマネックス証券が出てきます。
同じネット証券ならどこでも一緒じゃないの?
どこの証券会社が1番いいの?
そんな疑問を持つ人も多くいるでしょう。SBI証券とマネックス証券、この2社との違いについて比較してみます。
SBI証券との違い
SBI証券は、口座数・取扱商品数ともに国内最大級のネット証券。
NISAやiDeCoへの対応はもちろん、米国株や投資信託のラインナップも豊富です。
特に「S株」という単元未満株サービスでは、東証上場銘柄すべてに対応していて、買付は手数料無料、売却も低コストとなっています。
さらにTポイントやVポイントなどを使った投資も可能で、幅広さとコストの安さが強みです。
マネックス証券との違い
マネックス証券は、米国株投資に強いネット証券として知られています。
取扱銘柄数が多く、分析ツールや情報提供も充実しているため、海外株投資に挑戦したい人に人気です。
また「ワン株」という単元未満株サービスでは買付手数料が無料で、単元未満株を貸株や信用取引の担保に使えるのが他社にはないメリットです。
初心者だけでなく、投資経験者にも選ばれる証券会社です。
まとめると、
・楽天証券=初心者にやさしいアプリと楽天ポイント投資
・SBI証券=国内最大級の総合力と幅広さ
・マネックス証券=米国株と単元未満株のユニークさ
なので、「楽天証券は初心者におすすめ、SBIは幅広く、マネックスは米国株に強い」この違いだけ覚えていればOKです。
楽天証券のデメリット(他者比較から見える点)
他者との比較で見える楽天証券のデメリットはこの2つ
- 米国株やIPOはSBIやマネックスの方が強い
- 「iSPEED」「iGrow」「楽天証券アプリ」など、アプリが複数あり、少し迷いやすい
楽天証券は初心者に優しく日常の投資には最適ですが、米国株をガチでやりたい人やIPO狙いの人にはSBIやマネックスの方が合う場合もあるという結論に至りました。
また、楽天は色々なサービスを提供しているため、アプリケーションも多くなっているというデメリットもあります。
楽天証券関連のアプリだけで、「iSPEED」「iGrow」「iSPEEDFX」「iSPEED先物OP」などあるため迷われる人も多いのではないでしょうか。
私も複数あって迷いましたが、結論、スマホアプリは、「iGrow」のみ使用していれば問題ありません!
楽天証券がおすすめな人

ここまで、楽天証券のメリット、他のネット証券会社との違いやデメリットについて解説してきました。
じゃあ、楽天証券はどんな人がおすすめなのか。あなたに楽天証券が1番合っているかどうか解説していきます。
楽天証券がおすすめなのは、こんな人。
- 投資をこれから始めたい初心者
- 楽天経済圏を活用している人
- ポイント投資に魅力を感じる人
投資をこれから始めたい初心者
これからNISAやiDeCoを活用して投資をしたいと考えている初心者の人は、断然楽天証券をおすすめします!
その理由は、
- 直感で操作できる分かりやすいアプリ
- 使っている人が多いため、分からないことがあれば検索して聞くことが出来る
- ネット証券なので、パソコンやスマホがあればすぐに口座開設することができる
特に、画面操作が感覚的に扱える点は、投資初心者でたまにしかアプリを立ち上げない人には助かる機能でしょう。
扱いやすさは、今後証券口座と付き合っていく上で必須項目となります。
楽天経済圏を活用している人

楽天証券と楽天銀行、そして楽天カード。この3つが整えば、楽天経済圏の一員としてその恩恵を最大限に受けることができます。
楽天経済圏では、楽天が提供しているサービスを使えば使うほどお得になっていく仕組みです。
例えば、SPU(スーパーポイントアップ)という仕組みは、このSPUを上げれば上げるほど、楽天市場で購入する際ポイントを多く還元できます。
このSPUは、楽天ポイントを使って投資信託を月額30,000円以上購入しているかつ、楽天銀行とのマネーブリッジをしている場合や、楽天ポイントを使って米国株式を月額30,000円以上購入していると0.5〜1.0上げることができます。
このとき、使う楽天ポイントは1ポイントだけでもokです!
このように投資に1ポイント以上使えば、SPUを上げることができ、楽天市場でのお買い物がますますお得になります。
投資するだけでポイントを貰えるのなら、やっておいて損はない仕組みでしょう。
ポイント投資に魅力を感じる人
前述した通り、楽天証券では楽天ポイントを1ポイント1円として使用することができます。
また、楽天カードで株式を購入した際、ポイントで使用した分も含め、一定のポイント還元を受けることができます。
これまで貯めていた楽天ポイントの使い道に悩んでいた人、お金ではなくまずはポイントで投資の経験をしてみたい人は、ポイント投資をできる楽天証券はおすすめです。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
楽天証券は、投資初心者にとっての入り口に最適な証券会社であり、ポイント還元を受けることが出来るため、長期投資との相性も良い最強の証券会社です。
興味を持った人は、ぜひ、楽天証券の口座開設からはじめて見てください。
証券口座はこちらから作ることができます
またこのブログでは、楽天証券の運用結果やNISAとiDeCo、楽天ふるさと納税など楽天経済圏をフル活用した紹介記事を公開しています。
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