初心者はNISA?iDeCo?アラサー女子の失敗しない選び方&リアル実践記

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この記事はこんな人の悩みを解決します
  • iDeCoとNISA、どちらを先に始めるべきか迷っている
  • 投資初心者で、それぞれの制度の違いをわかりやすく知りたい
  • 将来に向けて資産形成を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない

私は2022年から積立NISAで投資を始め、翌年の2023年からiDeCoでの積立も開始しました。言わば、NISAとiDeCoの二刀流です。

NISAとiDeCoの二刀流も今年で3年目となり、投資をする生活というのにも大分慣れてきました。そんなNISAとiDeCo両方をやっている私が、投資を始めたきっかけや、NISAとiDeCoの違いや、両方やるべきなのか? といった疑問にも答えていきます。

目次

投資を始めた理由と、最初に感じたモヤモヤ

私が投資を始めたきっかけは、一本のYouTubeからでした。それは、中田のあっちゃんが厚切りジェイソン氏の本を解説した動画、

「厚切りジェイソン流 お金の増やし方」

この動画との出会いは衝撃的でした。本も買って熟読し、ジェイソン氏が勧めるままに楽天銀行で証券口座を作り、積立NISAを始めたのです。

将来のお金が漠然と不安だった

投資を始める前は、貯金しても増えていかない銀行預金に将来の不安が拭えませんでした。親の介護、自分の老後資金、予期せぬ健康トラブルなどなどなど。お金の不安を考えたらキリがありません。でも、世の中には所謂「お金持ち」と呼ばれる人たちがいて、何不自由なく暮らせている人がいる。

その人たちと私の違いは一体何なのだろうか?

その一つの疑問が、YouTubeで「お金 増やし方」と検索するに至った理由です。

結果的に、厚切りジェイソン氏の本と巡り合い、両学長の「リベラルアーツ大学」に出会えました。無知だった私は、危ない金融投資や保険商品を買う危険があったことを考えると、あのときの私は本当に運が良かったと思うのです。

でも「iDeCo?NISA?何それ」状態だった

YouTube動画を見る前は、「iDeCo? NISA? 国が何かやってるやつだよね?」状態でした。二つの違いなんて全く分からず、なんなら怪しい政策にも感じていました。 

厚切りジェイソン氏の本で節約、投資の基本を学び、二つの違いをようやく理解する頃には、

「私、こんなことも知らずにのうのうと生きていたんだ!」

とこれまでの社会人生活に絶望しました。そして、証券口座を作ることと並行し、節約、ネット銀行の開設、保険の解約、サブスクの見直し、不用品整理、家賃の安い部屋への引っ越し──ありとあらゆる生活の見直しを行いました。私の節約生活については、今後記事にして発信していく予定です。それまでは、下記の本で学んでみましょう。

投資に不安があった私は、まず信頼できそうな本を数冊読んでみました。その中で特に「これから投資を始めたい人」にぴったりだったのがこの2冊です!

NISAとiDeCoの違いをざっくり比較

では投資を始めましょう! といきなり言われても、そもそも同じような制度なのに2つは何が違うの? と疑問に思いますよね。

ここでまずは、NISAとiDeCoの違いを解説します。ポイントはズバリ、非課税期間と投資上限額、そして引き落としのタイミングになります。

NISAとiDeCoの 違いをわかりやすく表でまとめてみた

NISAとiDeCo。両者を比較した表は以下の通りです。

NISAiDeCo
対象年齢18歳以上20〜60歳の国民年金加入者
拠出限度額年間360万円(つみたて120万円+成長240万円)
※限度額:つみたて+成長投資=
合計18,000万円
月額上限
12,000円(公務員)
23,000円(会社員・専業主婦)
68,000円(自営業者)    
目的資産形成老後資金
税制メリット運用益20.315%が非課税掛金が所得控除+運用益非課税
引き出しいつでもOK原則60歳まで引き出し不可
手数料基本無料(証券会社による)加入・運営に毎月100~400円
メリット使いやすく自由度が高い節税効果が大きい
デメリットiDeCoよりも節税効果は小さい60歳まで引き出せない

表で見ると分かりやすいですね。

どちらも投資で得た利益20.315%にかかる税負担が「0円」であるという最大メリットがあるものの、細かいルールが異なります。次のセクションでそれぞれの特徴を詳しく解説します。

NISA制度の特徴

そもそもNISAとは、「少額投資非課税制度」という意味です。元はイギリスで始まった制度で、それを日本版に改良したのがこの「NISA」制度となります。

投資には、得た利益に対して20.315%の課税がかかります。その課税を取っ払ってしまったのが、このNISAというもの。例えば、投資をして10万円の利益が出た場合、およそ2万円の税金がかかりますが、このNISAで運用していればその2万円の税金を納める必要がないのです!

ただし、限度額というものがあり、NISA(ここでは新NISA)では、

  • 年間360万円まで購入可能(つみたて投資枠:120万円、成長投資枠:240万円)
  • 総額18,000万円まで非課税
  • 総額内だったら何年でも利用可能!

これらの点がNISAの大きな特徴になります。

すなわち、いつでもどんな時でも、投資総額18,000万円にかかる税金が0円! 

もうこれだけ覚えれば大丈夫! これを踏まえた上で、iDeCoの特徴と比較してみましょう。

iDeCoの特徴まとめ

さて、シンプルなNISA制度と比較してややこしいのがこの「iDeCo(個人型確定拠出年金)」と呼ばれる制度になります。その名の通り、「個人で積み立てて運用する私的年金制度ということです。簡単に言うと、

節税しながら、老後のために投資する個人年金制度!

そんなiDeCoには3つの最大メリットがあります。

  1. 積み立てた金額が全額所得控除
  2. 運用で得た利益が非課税(ここはNISAと同じ!)
  3. iDeCoを受け取るとき、控除(退職所得控除or公的年金控除)を利用できる

NISAと同じく、運用益に対する税額20.315%は非課税となります。それに加え、毎年積み立てた金額すべてが所得控除となり、さらにiDeCoを受け取るときかかる課税に控除が使えるのです。

ん? 待って。自分で積み立てたのに受け取る時に課税されるの? 

と思った方。その疑問はもっともです。

実はiDeCoは積み立て時(拠出時)に全額所得控除という大恩恵(バフ)がかかる代わりに、受け取り時に課税(デバフ)がかかるという複雑な仕組みなんです。しかし、そのデバフを緩和する措置があり、それが受け取り時に控除が使えるということ。

一時金でまとめて受け取るのか、年金形式で分割して受け取るのかで使用できる控除が変わってきますが、上手に受け取ればデバフ以上いバフの恩恵が大きいです!

すなわちiDeCoは、

「積み立てと運用中に超強力な節税(バフ)」があり、「受け取るときにちょっとだけ税金(デバフ)を払う」という、トータルで得する仕組みである。

ということを覚えておけば大丈夫です。

 NISAとiDeCo、実際に両方使って感じたメリット・デメリット

NISAとiDeCoについて説明してきましたが、そんな両方の制度を活用し、今年で3年目に突入しました。途中解約もなく、淡々と毎月積立を行っているだけなので、正直積み立てに関する利益的なメリット・デメリットはまだありません。この3年間積立を続けた私の所感についてお話しします。

NISAを始めてみて感じたこと

投資を始めてまず感じたことは、「私、金融リテラシー高くなったな」です。

これまで何となくの理解だった、「複利」の凄さと「金利」の怖さを改めて知りました。たかだか数%の金利でも、それが雪だるま式に積み上がれば莫大な金額になる。

ディーラーで買った新車を毎年一定額で返済していたのですが、そんな過去の自分を殴りたくなりました…。

また、株価は世界経済や景気によって時には乱高下します。ここ数年はアメリカ経済が好調でプラスに転ずることが多かったですが、一気に利益がマイナスになったこともあります。投資は長期運用が鉄則ですが、それでもマイナスになった時は肝が冷えました。値動きに一喜一憂する時もありましたが、これも投資家の宿命かと、今では諦観する術が身につきました。

 iDeCoのリアルな使用感と思ったこと

NISAに比べ、iDeCoは掛金が少ないですが、毎年の全額所得控除はデカいと感じてます。

私は会社員なので、毎月最大23,000円を楽天S&P500に拠出しています。年間では27万6,000円となり、この金額によって得られる所得控除の額は、課税所得によって異なりますが、ざっくり5〜8万円です。(本当にざっくりです)

仮に、毎年8万円も浮くことを考えると、5年で40万円10年で80万円の節税です。これをさらに投資へと回すと、恩恵は額面以上の価値になるのではないでしょうか。

iDeCoはやはり、「節税」という観点が一番大きなメリットだと感じました。

初心者が選ぶならどっちから?

「初心者が」と限定するのなら、最初はNISAで少額から始めるのがおすすめです。

しかし、投資を行っていく上で考えなければならないのは、

「何を目的に投資をするのか」

10年後の子供の教育費にしたいのか、30年後の自分の老後資金にしたいのか、その目的によってNISAとiDeCoの選択肢は変わってきます。

目的別のおすすめパターン

目的別におすすめパターンを表にまとめてみました。

まずはこちらをご参照ください。

目的おすすめ制度理由
老後資金を準備したい!iDeCo節税効果が大きから強制的に貯めることができる。60歳まで引き出せないので、資金ロックが強固
将来の夢・ライフイベントに
備えたい!
NISAいつでも引き出しできる自由度が高い。目的に応じて柔軟に使用できる
節税したい!iDeCo掛金全額の所得控除(バフ)は大きい!
投資したい!NISAiDeCoよりも豊富な金融商品の中から投資をやりたい

投資の目的を再確認することで、自分にあった制度を活用できるのではないでしょうか。また、人によっても毎月投資できる金額が異なります。投資を行う前に、拠出可能な金額の把握から始め、目的にあった投資方法を選択することが何よりも大事です。

私の失敗しない選び方ポイント

目的別でNISAとiDeCo、どちらを選択すべきか解説してきました。しかし私的には、どちらかではなく、両方使えるのなら両方使う方が最強だと考えます。NISAで資産運用しながら、iDeCoで老後資金を貯める。すなわち二刀流。

…決して、決してどっちを使うか考えるのが面倒になった訳ではありませんよ。

攻めのNISA、守りのiDeCo。二刀流こそが最強なのです!

 私の投資スタイルと今後の方針

私の投資スタイル、というほどのものではありませんが、「コツコツ長期インデックス投資」が合理的で最強だと考えています。

そんな私のNISAとiDeCoの使い方と今後の投資方針についてお話しします。

 NISAとiDeCoの使い分け方

「攻めのNISA、守りのiDeCo」と先述した通り、老後資金として資金ロックがガッチリしているiDeCoを、将来の夢のために引き出しが楽々なNISAをと考えています。iDeCoで節税しつつ、NISAでしっかり雪だるまの芯を育てるイメージです。

たまに、NISAとiDeCoどっちがいいのか? と聞かれますが私の答えは、

「やれるんなら両方やった方がいい」

これはあくまで私の答えなので、あなたは自分の生活スタイルに合わせた「答え」を出してください。他人の意見は参考程度に、投資はあくまで自己責任ですからね!

副業収入が増えて運用にも変化が出てきた話

副業収入が増えてきたと言ってもまだまだ月2〜3万円程度です。この金額では投資の種銭とするには少ないですが、娯楽に使うお金に対し罪悪感を抱くことが少しだけ和らぎました。

毎月決まった額を投資しているため、投資以外のお金を節約していますが、月2〜3万円も得ることが出来れば今まで我慢していたことを思い切ってやることができます!

親孝行の旅行をプレゼントしたり、旅先で欲しくなった物をストレスなく買うことができたり。投資のために稼いだお金を全て注ぎ込むことも大事かと思いますが、今という現実も大切なので、投資と浪費のバランスを考えて行きたいと思います。

 まとめ|迷ったら「やってみる」が正解かも

NISAとiDeCoの違いについて解説し、私の投資スタイルをお話ししてきました。参考になる話があったでしょうか。それでもまだ、一歩を踏み出でないあなたに、私からのメッセージをまとめました。

完璧な選択より、動いてみることの方が大事

投資スタイルは人それぞれです。NISAとiDeCo、人によってはどちらも取り入れることも、どちらかに重心を置くことも間違いではありません。唯一の正解があるとすれば、

それは、実際に投資をやってみる。

ということです。学ぶことも大事ですが、それ以上にトライすることが大切です。完璧でなくてもいいのです。まずは実際に投資をやってみて、投資するという感覚を掴んでみましょう。

少額でも投資を始めると視野が広がる

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

まずは少額からでも、「投資をやってみる」ことが大切です。

月1,000円からでも、100円からでもいいのです。

投資に関わることで、お金の仕組みや流れを知ることができ、自分の視野が広がっていきます。視野が広がれば、今まで見えてなかった景色が見られるようになるでしょう。

自分の世界を広げるためにも、ぜひ、一歩踏み出してみてください。

迷ったらまずNISAでスタートして、後からiDeCoを検討するのもアリです。私もそうでした!

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